AUBE 2001 GLINT BEAT 

武道館 2001/12/23・24

毎年、12月22・23・24日は武道館を独占です。十数年の歴史です。って自分、今年で3年目だけど。

一昨年は22日。去年は23日。ときたら今年は当然24日でしょう! と思ってたんですが、同時期にハマった母と妹が「3日間は無理でもせめて2日間はっ」と言い出したために、思いがけず23・24日の2日間連続になりました。


23日

座席は2F、東側W列。後ろにはあと一列しか席がない。そんな場所。
ちなみに北側にステージが組んであるので、東側に来るのは、菱が好きな高見沢さんvでした。

さて。開演時間になり、1万人近いファンの手拍子の中現れたTHE ALFEEの3人…ん?
あれ、高見沢さんの髪…なーんかいつもより明るいなぁ…光の加減かしら。
とかぼんやり思いつつ、最初の曲「Change the wind」に突入。間奏のときに首にかけてた双眼鏡でステージ上を見たところ…ギョッとして、固まった。
高見沢さん、髪、短っ!? あのロングの茶髪はどこいったのーっ!?
何で急に切っちゃったのっ? 私の(違う)王子様があぁ〜。
……肩に付くか付かないか位。で、髪色も薄い茶色というかホワイトブロンドというか。別人もいいとこ。
しかもトークで、それについて一切触れないため「もしや何か聞かれたくない事情(?)で切ったのか…? そ、それじゃ仕方ない…」と、自己完結に至る菱。
切ってしまったのなら仕方がないです。慣れるしかないのです。うーん、しかし…。

今年はあのニューヨークの事件と、それに続くアフガニスタン攻撃があったせいもあり、「秋ツアーの曲は、『砂漠』『国境』とかの雰囲気を持ったものが多い」と友人(学校の友人でもありアル友でもある)に事前に聞かされて予習してきた(貴重なアルバムを貸して頂きました)だけあって、それなりについていけました。
NYでは一度、コンサートを行ったことがあるので、それゆえの思い入れも深いのかもしれません。
このツアータイトルにもなっているアルバム「GLINT BEAT」の発売日が、NYの事件の翌日(実際、予約した人のほとんどは事件当日に買えていたみたい)だったのというのも因縁深いというか…。

終了後、どうも高見沢さんのあの髪は、その前の会場(名古屋)では普通だったのに、昨日登場したときには短かったらしく、アリーナ席前方東側から悲鳴が上がっていたことが判明。
昨日から…やはりコレは本気で切ってる…?

 


24日

座席なし……立見ですよ立見!!
方向が東で変わらず、要は前日の席の2つ後ろ(かつ、会場内でも最後部)に行っただけ。
椅子がないって、寂しいデスネ…。でもいやに準備のいい菱達、折り畳み椅子を持ち込む。慣れた人のよーだ…。

opening。あー、やっぱり髪短いー。
始まるまでは、立見席とステージの距離にちょっと沈んでたけど(昨日とほとんど変わらないんだけどね)、始まってすぐ、大変な利点に気付く。
椅子がない分、前後のスペースが広い!! しかも菱の右横の人が来ていなかったため左右のスペースまで確保!!
後ろに人がいないから、派手にビョンビョン飛んでも跳ねてもOK!!
そいで、調子に乗って飛び跳ね動きまくってたら、突然首にかかってた重みが消えた。
「ん〜?」と下を見ると…そ、双眼鏡落ちてるっ! しかも片方、覗き込むトコが取れちゃってるよぅ(哀)!!
「うわあああんっ」と曲の最中に落ちた部品を拾い集める。
と、その直後、横で同じく飛び跳ねてた妹の双眼鏡も落下。
実は前日に、母の双眼鏡も変な風に壊れてまして…この2日間で、全部壊れた…。安物とはいえ…。

手摺にも乗っかりました。ちょーど「乗って下さい」とばかりな高さ(多分30cmくらい)に、ちょーどいい棒があったんだもの。
しかし、たまーに警備員の方が現れ、手摺に乗っかる人の背中を一人一人ポンポンと叩いて歩いていくのです。危ないのは分かってるけど…でも、よく見えないんだもん。
だから、その場は降りてもまたすぐ登る。そして引き返してくる警備員さんにまた叩かれる…。スイマセン、ほんと。

いつもイブは、いろいろな「遊び」があるらしいのですが(イブ初参加)、今年はイブ限定の「遊び」というものはなかった…と思います。
ところで賛美歌って、この時初めてちゃんと聞いた気がします。NYの事件など、無残に奪われてしまったたくさんの命に捧げる歌……なんです、ね。
と、静かに聴かせる曲を歌ったかと思えば、ガンガンにノリのいい曲で、オーディエンスと一緒になって歌ったり。一体感がすごいよ〜vv

アンコールは計3回。そのラストアンコールで現れた高見沢さん…髪、元通りっ。
つーか、コレ全く分からず、本人が「切ってねーよ!」と言ったのを聞いてやっと気付いた始末。
カ、カツラ…いや、ウィッグ…だったの?
切ってしまったのだと完全に信じ込んでいた菱は、ホッとしたのと同時に、妙な淋しさをおぼえてしまった。
実は、このイブの時点でかなり慣れを生じていたんですな。で、もうあの短い髪の高見沢さんの姿は見られないのかとふと気付いたら、なんか…。
それはともかく、高見沢さん「この3日間、辛かった…」とか言ってたような。
もしかして、コレが今年の「遊び」だった?? 3日もかけて、ファンを驚かせるだけの、壮大な「遊び」。
しかも「ああ、これは冗談でやってるんだな」とすぐ分かるような髪形じゃなく、「違和感はあるけど似合ってなくもない」髪形だったため、長年のファンの方々ですら、ウィッグなのか本気で切ったのか、なかなか判別がつかなかったようでございます。
母は「あれはカツラ!! だって似合わないもの(断言)。切るはずないっ!!」と主張してました。
疑いも抱かず、まんま信じてしまった菱って…単純? 純粋?

18:00に開演、終わったのは22:00…4時間かー。
立見ゆえ、アンコールしている時の数分間しか折り畳み椅子に座ってなかったから…ほぼずっと、立って歌って踊ってたんだ。
終わってすぐ、武道館を追い出され、ステージのセット解体準備が始まって、電気がどんどん消される。
予定時間を大幅にオーバーしてたようで…スイマセンねぇ…武道館の方々、ご苦労様でした。
そして、THE ALFEEメンバー、そのサポートスタッフの皆さん。本日29日がファイナル・大阪ですね。頑張って下さい!!

因みに、イブのコンサート中に、TV番組の収録も行ったんですvv
30日放送の「ザ・ベストテン2001」の!
絶対映らない位置にもかかわらず、その場にいられるという感動で、ものすごい張りきって腕振り&手拍子してしまいました。
人気の全盛期は80年代だったかもしれないけど、その頃からのファンだけじゃなく、こうして菱のような新参者もちゃんと入ることの出来るアーティストなんです。過去の人じゃなくて、今の、そして未来を目指す人達なんです。
ぜひ見て下さい!! 歌うのは…「星空のディスタンス」!! あ、このときまだ高見沢さんウィッグだったから、短い髪の彼を見ることの出来る、唯一のチャンスかも!?

来年も頑張りますよ、私は。

update 2001.12.29

P.S.(12/31)
見ちゃった。「ベストテン」!! ビデオも録画v
1週間前の、あの気持ちがよみがえるうぅvv TVの前で自然に体が動く! 振り付けにノッちゃってる!!
菱のいた2階立見席(と、その前数列)は、完っ全に暗がりとスモークの中に消えていて、あそこに人がいたとは思えない…というか、撮影してる方も気付いてなかったんじゃ? みたいな。というわけで、予想通り映ってませんでした。
ファンの姿を結構たくさん映してくれてた。会場の、1万人近い人間の熱い思いが、少しでも伝わっていたらいいなぁ。
にしても、よおぉく見たら高見沢さん、頭がいつもよりデカイよ…あの位近づけば、菱でも違和感に気付く…もしやウィッグ? って。でもカワイイかも、あの髪型。
って、何言ってるの私っ!! 倍以上年齢の違う方に向かって!! 失礼しましたっ。

 

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