特別企画
「Going My Way」発売記念握手会参加レポート。

新星堂荻窪本店地下ホール 2003/10/4

 

2年前の『GLINT BEAT』でもアルバム1枚購入で幸運をつかんだ管理人、今回もまたアルバム1枚で当選してしまいました…あわあわ。
何枚も買ったって人の話を聞くと、なんか申し訳ない気もしますが…。

なのでせめて、レポートを書きたいと思います。
アル友に送った握手会参加レポのメールを編集したものです。

前回のアルバム『GLINT BEAT』のタワーレコード・ライブ(2001年)の時に近くにいた方に「2年前(ということは1999年)のアルバムの時もこういうライブやった」と聞いた記憶があったため、「へ〜、ということは2年ごとに何かこういう特別なイベント組んでアルバム発売してるんだな〜」と思って今まで過ごしてきました。
そんな中、今回の『Going My Way』発売決定。
周期がバッチリ合っている。それだけの理由で「絶対何かやる!!」と思い込み、うかつに地元とかで予約してしまうとイベント実施店舗での購入が出来なくなると考え、実は予約せずに発売日1週間前を迎えたという。
それでオフィシャルサイトを見て、予想的中に仰天。しかも握手会とな!?
ただ同日同時間に3人とも別会場で開始ということなので、一人を選ばなければいけない。となればやはり王子であろう。
いやそれより日程が気になる。もし発売日10/1に実施なら…あぁっ!!内定式と重なるっ!!(就職決まったばかり)
でもそのすぐ後に、10/4の土曜日、しかも時間が午後7時と判明し、「よっしゃ!!」とまだ当ってもいないのに「バイトを早退させてもらえれば行ける」と計算までしていた。

クジの実施店舗は首都圏中心に、高見沢さんが新星堂28店舗・坂崎さんがタワーレコード2店舗・桜井さんが山野楽器34店舗とこの時点で分かれてまして、特に狙ったわけでもなく一番通学ルート沿いだったのが新星堂の恵比寿店。発売日前日の9/30、ほぼ開店直後に直行(この辺、大学院生の自由さというか…)。
しっかしほとんど客がいない。ALFEEファンどころか普通の客も…いくら開店直後とはいっても同フロアの書店にはかなり人がいるのに、大丈夫かなここ……。
少々不安を覚えつつ、山積みになっていた『Going My Way』を1枚取り、レジへ。
会計すると立方体の箱を出され、「ここから一枚引いてください」とのこと。
「うーん、やっぱし(2年前の)タワレコみたいにボールのクジは無理よね。三角クジか〜」と手を突っ込んで、そのクジの多さに一瞬ギョッとする。30店舗近くあるのに、一店舗でこんなに入ってんの!? この中の一体幾つに幸運が眠ってるの? それに何か、な〜んか三角クジじゃなさそーな手ごたえ…。
どんなにごそごそ探っても仕方ないので、適度にかき混ぜた後でひょいと一つ掴み出すと、長方形の折りたたまれたピンク色の紙。
ちょっと前に見たことのあるよーな…と裏返すとそこに「THE ALFEE おみくじ」の文字。はあっ、春ツアーのおせんべいの御神籤かっ!!
白いシールで軽く留められていたのをピッと外し、全く何の心構えもなくおみくじを開くと、そこには「大吉」と、続いて「ご当選!!」と。
「…当ってる」とレジ前で呟いてしまい、むしろレジのお姉さんが驚く。「おめでとうございますっ。あの、これは当選した人しか知らないので、あまり人に見せないで下さいね」とか何とか言われた気がするが、表面上平静を保ちつつ、「あららららら、何でまた…」と動転し、「バイト本当に早退しなきゃ」とスケジュールの心配をし、「…てコトは王子に会えるってコト!!?」と最後にそこに辿りつくといった混乱っぷり。
後で聞いたところ、、新星堂新宿店などメジャーな店舗では30日の昼にはクジが全部出切ってしまい、クジを求めて都内近辺を放浪してしまった方もいたそうです。
ちなみにこの恵比寿店・その隣駅の目黒店では1日夜でもまだ沢山あったそうで。穴場だったのかも。

クジは、たかみーのはピンク色だったけど、坂崎さんのはベージュ?で、桜井さんのは青?だった様子。当たりクジには「大吉」と書いてあって、開催日時と場所、周辺地図と整理番号がついてました。100番台ということは、少なくとも200人はいるんだろう。
ちなみにハズレクジには「凶」でも「吉」でもなく「ハズレ」と書いてあるそうで。


〈当日〉
バイトを早退させてもらって(理由は言ってない。というか言えない…)、会場の荻窪に直行。
集合が18:00になってたけど結局18:15頃に会場に到着、しかし!! 既に整理番号順に入場が完了している!!→スタッフに整理券を見せたところすんなり入れてもらえた。
会場は地下ホール。それ程広いわけでもないその会場の前半分にはパイプ椅子が並んでて、座れている人もいるんだけど、残りは立ち見状態。
てっきり握手の順番なのかと思っていた整理番号もこれじゃあ何の意味もなかろうと思っていたら、どうやら2部構成らしくて、後半の番号の人はビル内で並んで、前半が終わるまで待ってなきゃならないとか…。100番台に感謝。
ん、ということはここにいる人数の2倍が当選者??

スタートの19:00まで待つ間に聞こえてきたのは「この券のために散財した」「9枚買ってやっと当った」「20枚買った人もいるらしいからこの程度は普通だよね〜」…。
!! そっ、そんな買ってるんですか皆さんっ!?
1枚購入で当たる人がほとんどだと思って来たんだけど、こういう話を聞くと実際の当選率は如何ほどだったのかかなり気になる。

あと少しという頃にスタッフが現れ、マイクテストを始めたんだけどいまいち調子が悪い。ちょっと不安。
この時点で、今日は2部構成なので皆さんの協力(つまりちゃっちゃと進めてくれと。)が必要なこと、あと最後にたかみーから一言あるということが知らされ、一同盛り上がる。

定刻19:00に王子登場っ。
この日のたかみーの衣装は、『Going My Way』の1曲目「I Love You」のジャケット写真のスーツでした(後で気付いた)。そしてオレンジ色のサングラス。
ところで当選してからずっと私、「まさかウィッグでは来るまい」と思いつつ「でも王子はそういうことをやりかねない(去年の『ロックばん学園祭』がいい例)」と不安を抱いていたんですが…さらさらストレートヘアでしたvv
そして期待の第一声…が聞こえない。ま、マイクまだ調子悪いーっ!!
観客側はマイクの事情を知ってるにもかかわらず「あれぇ?」とか言って、マイクを調整しようとするたかみーにプレッシャーを与えてみたり…。

マイクが直って改めて。「こんな風に言うのもなんだけど、君たちはラッキーだ」と言われました。
直前にスタッフが口走った情報だと、何十倍の倍率だったそうで…マジっすか!!?
この握手会の直前にALFEE全員で公録やってて、そこから皆さん直行で各々の会場に向かったそうですが、王子はその移動の車の中で眠っていたらしく「なんかまだボーっとしてるけど、ここに来てみんなの顔を見たら目が覚めたよ」などと。
う〜ん?? 喜んでいいのか??
そしてそんな寝ぼけ状態でファンの前に出てくるたかみーが、なんか「らしい」というか…。

そんなこんなで割とすぐ握手会本番に突入。
整理番号完全無視で、前の人から順番制に。
並んで前方まで行き、そこで当りクジをスタッフに渡して(!! なので現在手元に残っていない(T_T) 知ってたらコピー取っておいたのに…)ステージに上がり、テーブルを挟んだ状態で握手するというシステムになってました。
「ちょこっとくらいは言葉を交わせるんだろうか」と思っていたら、普通に会話しちゃってる人どころか、プレゼントや手紙を手渡している人がいっぱいいる!!
大変だ!! と慌てて台詞を考え始めた私。

最初の2〜3人はそれこそ流れ作業のように、パッと握手してハイさようならみたいな速度で「えーっ、早いーっっ!!」と周囲からブーイングが起こり、以降はだんだんペースが落ちて会話時間も延びていくことに。
更に、何度か「サングラス外してみてくださいv」とか言われたらしく、最初はその度ごとに外してすぐまたかけ直していたんだけど、しばらくしたら(面倒くさくなった?)外したままにしてて、結局最後まで外しっぱなし。
なので順番が早かった人ほど、後の人に比べて却って損した感じ?
皆さん何をプレゼントなさったのか見当もつきませんが、本人に直接渡せるチャンスなんてそうそうないですよね…手紙なんかも…はぁ〜(発想至らず)。プレゼント類は、マネージャーさん(川原さんかな)がちゃっちゃと手際よく用意していた段ボール箱に入れ、運び出していました。多分大きめの段ボール箱2個分以上はありましたね。

だんだんと王子に近づきつつ、他の人たちの観察もしつつ、懸命に伝えたいことを考えていたら、いつの間にやら運命の順番が目の前まで来てて。
その頃になって急速に緊張が膨れ上がる。あぁあ、どうしよこんなに近い近い。
前の人がステージから下り、緊張しきったまま王子の前まで歩いていって、しかしそれからどうしたものか分からずに一瞬ボー然と顔を見つめてしまっていたら、王子のほうから手を差し伸べてくれました。
たかみーの手は柔らかくもなくゴツくもなく、ただ熱を帯びていないような感じが印象的でした。
この時「アルバム買ってくれてありがとう」とか「ツアーにも来て下さい」とかそんな内容の言葉をかけていただいたそうなんですが(後で他の人に聞いた)、既にこの時点で意識が白くなりかかってて、声を聞いたことはしっかり覚えていてもその内容の記憶が薄い…後悔。
この後自分から会話を繋がないとそのまま終わりになってしまいそうな雰囲気だったので、慌てて「妹と母もファンなんですっ」と言ってみたところ、「あーそうなんだ。じゃあ、お母さんと妹さんによろしくー」とのお言葉頂戴しました。
……私はこんな感じでした。ほとんど会話になっていない。待ってる間いろいろ考えていたのに、やっぱダメだよ本人目の前じゃ…。

19:40にとりあえず前半175名(だったそうです)全員との握手終了。
そしてお待ちかねのたかみーコメント。
最初はファン歴の話で、今話した中にはもう何年もファンをやってくれている人もいるし、最近ファンになったという人もいた、と。
で、それはつまり自分も年を重ねているということで、そうすると「伝えたいこと」というのもだんだんと増えてくる。
こうやって一人一人と話して、直接に伝えられるのが一番だけど、なかなかそういうことは出来ない。
でも自分たちは音楽をやっている人間だから、音楽を通して気持ちを伝えるんだ。
この『Going My Way』にはアルバムのタイトルが示す通り、たくさんの伝えたいことが入っている。
詞はあまり得意じゃないけど(そんな…)、その分飾ることのない素直な気持ちがそのまま歌われているから……と。
…多分かなり省略しまくった要約になってますm(_ _)m が、こんな趣旨のコメントでした。
その後で雑談みたいに髪の毛の話に。
唐突に「コレは地毛だよ!」なんて言い出すから何事かと思ったけど、おそらく握手している時に、地毛かどうかはともかく「髪キレイですね」とか「どういうトリートメントしてるんですか?」とか何人かに聞かれたのかも。
朝起きて、顔洗ってそのまま出てくるような感じだから、こんなコト(といって髪を撫で洗うようなしぐさ)してるわけじゃないよ…ということでしたが。それじゃ、あのキレイな髪をどう維持してるんですか…(?_?)

そして19:45に第1部終了で、一旦たかみーは退出。
その後、参加者が順々に別出口から退出。

ところで、この会場で仲良くなった方の連れの方が後半組だということだったので、後半での話も少し聞いてきました。

〈後半〉
20:00スタート。
しかし15分で前半後半の入れ替えが済んだことがちょっとビックリ。
前半組の私達は「まさか前半と後半で衣装が違うんじゃ」「コンサートみたいなヒラヒラの着てきたらどうしよう」などと様々な想像をしてたけど、衣装は同じだったそうで。
でも、サングラスは外さなかったらしいです。
最後のコメントでは、髪の毛の話の代わりにコンタクトの話。
「コンタクトはしてない!」と主張してたそうですが、そんな疑惑が??


 

ネット情報だと、坂崎さんと桜井さんの握手会は2部形式などとらず、通して全員と握手したそうです。会場の大きさがそんな差に。
結局一人あたり350名の当選で、3人それぞれ握手会をやっていたので、合計1050人の当選者ってことですね。
2年前のタワーレコードのに比べたらかなり高い当選率な気がしますが(あの時は400人)、今回は抽選から握手会当日まで時間があったせいかそれともネットの普及のせいか、「禁止」とクジにはっきり書いてあったネットオークションに平然と出品されてたり(前々日くらいにその話を聞いて、試しに見てみたら本当に出品されてるんですよ。2万円くらいからスタートになってた…)、5万で買ったとかいう話もあったりと…。
コンサートチケットと違って、そもそもは無料のモノなのにこの高額。それでも買う人にはそこまで出してでも行きたいって思いがあるんだろうとは思うけど…。

それにしても、右手を洗うのに本当に躊躇することになるとは思わなかった…\(^o^;

 UPDATE 2003.12.1

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