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サクラテツ対話篇 感想。


WJ掲載時の感想です。
(コミックスでは台詞が差し替えられてて、ストーリーが少々変わってしまっているので、
コミックス派の方にはよく分からない部分があるかも。特に最終話近辺)

第1話感想は、こちらに。


第2話(12/4)

月曜の朝、目覚めて着替えてて、寝ぼけつつふと気付く。
「富良兎ちゃんって、プラトンのことか?」…と。

全く根拠なく閃いたこと。
ずっと、音感から「フラット」が語源かと思ってたのだけど、彼女の言ってる(てか書いてる)台詞が哲学的に感じてはいたので、「もしや」と思った途端、そうとしか思えなくなる。
そして今週号のWJを買い、学校から帰ってきて第2話目を拝見。

なんとなく方向性が見えた感じ? でしょーか。
てゆーか、かなり面白い!! 封神のギャグ面を取り出して、グレードUPさせたよーな…?
絵がキレーなのとそのギャップがまた良し。

今回のサクラ家侵略者(?)は、魔界の王子さま。
…って、道徳さんっ!? 顔も似てるが服も似てるっ!
しかも富良兎ちゃんにふりまわされてるしっ!! 侵略どころか自分帰れなくなってるしっ!!!
…かっ、かわいい……v
富良兎ちゃんの天然+策略家+小悪魔っぷりがまたグゥ!

めっきり富良兎ファンだわー菱ってば。
あぁ、冒頭の「富良兎=プラトン」説ですが。
カタカナをすーぐ読み間違える菱は、西欧史が全く不得意で、んなわけでプラトンっても名前しか知らないわけで、でも気になって気になって仕方がないため、自宅に何故かある「日本語大事典」(講談社)で調べてみましたのです。
→《プラトン[Platon]古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子。(〜中略〜)永遠不変の原理をイデアと名付け、これを真に不滅の実在とするイデア論を展開。〜》
うむ。……よく分からない…沈没。
しかし、今回彼女のフルネームが判明してて、それが出井富良兎
(いでい ふらと)
イデア論のプラトン。と似てない? 似てるよね??

 


第3話(12/12)

WJ内でそこそこの位置につけてますね「サクラテツ」。
掲載順がアンケートを反映してるんだったら、なかなかではなかろーか。
これがジリジリ下がっていかないように、菱もアンケートハガキ送ろうかしら。

なんですか、キャラ名はローマ帝国?系…なの? ダメだぁ、全く分かんにゃいっ!!
と、いうのが今回最初の印象。「アウグスティヌス」って誰でしたっけ…はわわ。

桜家の人々もいい味出してきてる。
久散姉さんはこないだの漬物石の一件が、素っぽくて良し。…ん?よおぉく見たら桜家の食卓、久散姉さんだけご飯大盛り+味噌汁に具が多い+数品多い(しかもステーキ)〜!!!
鉄瓶くんはアリスちゃんと仲いいし、その割に冷静なツッコミ役だったり、なによりカワイイ(またソレかい)。
でもやっぱり菱は富良兎ちゃんファン。「まつげ」に納得する彼女がv
…にしても、なんなんですか、あの「目がしみる水鉄砲」。いや、その飛空装置。
一体いつの時代なの…ってそれを追及してはイケナイか。なんせギャグマンガなんだから。

しかし、その富良兎ちゃんをすら黙らせたアリスちゃん……ホントに幾つなの……?? 6万2000年が「たった」って。
いやそれも追及してはイケナイか。なんせギャグマンガなんだから。

ん、てぇコトは今後、宛内区にはあの目=アウグスティヌスがずうぅっとあるってことか? アリスちゃん達が(というか世界樹が)この時代からいなくならない限り。

 


第4話(12/31)

あぁあっ!!?
私、「富良兎=プラトン」説を述べておきながら、これに気付かなかったなんて、うかつっ!!
第2話で、プラトンを辞書で調べたとき、「ソクラテス」の名が出てきてたのに…。イントネーション・綴り両方とも似てるのに…。
これは絶対そうだ!! 「桜鉄=サクラテツ=ソクラテス」なんだ!!

《ソクラテス[Sokrates]古代ギリシアの哲学者。アテネで独特の対話術により人々に無知を自覚させ(〜中略〜)。フィロソフィアとしての哲学の祖とされ、弟子プラトンがその教説を叙述。》
…対話…? もしや「対話篇」て実在するものだったりして…パラパラ……
《対話篇[たいわへん]ソクラテスを主要な話者とする対話形式で書かれたプラトンの諸著作。『饗宴』『国家』など。》 (両方とも、「日本語大事典」(講談社)から抜粋。)

な、なぁるほどっ。
テツ君(=ソクラテス)の言動その他諸々を、富良兎ちゃん(=プラトン)が逐一書き留めていく、それが「サクラテツ対話篇」なのデスネ!!
うーむ、納得納得。

さて、センターカラー。誰を描いてくるかと思えば、1回限りのゲストキャラですか。アオリ文が面白い。
マンガのカラーページも付いてて◎v 封神の初期を思い出すわ〜v
それにしても今回…書きにくいなあ…尻の穴……(汗)。
美麗なカラーで「尻の穴が小さい」「大きい」と応酬するフラト&テツ…ギャップが…。
富良兎ちゃんってばカワイイ顔して、なんてスゴイ台詞を吐くんでしょう。定規持って待ち構えてるし。確かに敵に回したら、これ程怖い人はいないかも。
ショーベンハウアー(サブタイトルでしか名前が出てない?)、カワイイのにー、その語尾ー。
「尻の穴に関する願い事」…うむう。久散姉さんナイス!! オイシイZE!!
今回はテツ君一人だけが酷い目に遭ってるなあ。しかもソレ全て富良兎ちゃんがもたらしたよーな。やっぱり小悪魔…。
次は来年。あ、時期的に「異説 封神演義」が載った頃かー。

 


第5話(1/10)

今回、微妙にページが少ないような気が。合併号だから、次なかなか見られないのにー。
ところで、初めて人間の侵略者(?)ですね。日本国大統領(!?)・デューイ!
いやはや、富良兎ちゃん、一体何者なんでしょ。市民代表とはいえ、国会議事堂で政治家相手に演説し、最終的には自衛軍の旗艦プラグマティズムをひっぱりだしてるし…。恐ろし美少女じゃ。

今回は侵略どうのこうのというか、久散姉さんが凄すぎ。
「病弱でちょっと面白いネエサン」かと思ってたら、その実態は「弟が汗水流して稼いで貯めてる金をこっそりパクり(1円玉5円玉以外)、ブランド物を買いまくる悪姉」だったとわ…。
な、なんか…女性キャラの性格が不思議方向に怖いなり。
アリスちゃんも。鉄瓶くんをそそのかして「レッツ窃盗!!」とか言ってるし…。でもアリス&鉄瓶コンビは可愛くてよいv

テツ君がぶっ壊れたよおぅ!! 何アレ!? 恐すぎ!! に、人間じゃないわぁー!!
宇宙船(第1話)に引き続き、プラグマティズムまで落としたよこの人は!!
しかもその「壊す道具」が大統領…もう、どっちが侵略者だかなぁ。
あー、でもこの莫大な怒りエネルギー、一歩間違えば久散姉さんに向かってたのかと思うと更に恐ろしい。

それにしても、ホームレスデビル・ニーチェはまだ桜家(の庭(の片隅))にいたんですね…。

 


第6話(1/25)

とか(↑)言ってたら、本当に再登場のニーチェくん。
アルミ缶のリサイクルなんかやってるよ…王子様なのに…。
富良兎ちゃんにまだ惚れてるですね? 純ですね。かわいらしいコトv
んー、でも富良兎ちゃんは、ニーチェへのさし入れ(自家製キノコ)にかこつけて、テツ君の動向を探りに来ただけ。と見た。思いっきし「つまらない」とか言ってるしね。
気付いてないっぽいニーチェが何とも…憐れ?

侵略者は、ニーチェのペットの魔界ラッコ・ゾロアスター。
うぬっ、コレは…「ゾロアスター教」から取ったのかな? 藤崎先生。しかし何故にラッコ…。
スープーとか竜鬚虎(by封神)に近いものを感じるわ。

今回は鉄瓶くんが(いろんな意味で)凄いことにー。
かわいいものにメチャクチャ弱いみたい。でも泡吹くほど喜ばないで〜。せっかくのかわいい顔がぁ〜。
で…その後、蛍光ピンクのキノコ(毒々しいぃ。)を食って格闘マンガキャラになってしまったゾロアスターに額を割られ…いやっ、それどころか頭蓋骨割られてるっっ!! 脳がっっ!!
絵がスッキリしているせいで、何か逆にグロい。富良兎ちゃんの発言も、ある意味グロい。

テツ君、最終ページでやっと登場したかと思いきや(主人公なのに)、富良兎ちゃんがやってくれたわ…「さぁ、なんとかなさい!!!(フグ毒で巨大化したゾロアスターを)」って。女王様発言…。
フグ毒は神経毒テトロドトキシンで、運動・呼吸麻痺作用では? とか、そんなことは全く関係ないようです(←少しは薬学生らしさを、と意識してみた)。「人格」が変わるんだもんね。って…巨大化、って「人格」!!?

 


第7話(1/29)

うおぉっ!!? なっ、何事ですのっ!?
前回の予告で「富良兎's兄の出現」は言われてたけどっ! 「テツに想いを…」とかアヤシイ(「思い」じゃなくて「想い」…)ことが、確かに書いてあったけどっ!!!
……『魔性の美少年』って……藤崎センセーっ!!?

富良兎ちゃんの双子の兄・紀世能(キセノ)くんの登場ですー。
フラトの可愛さからしても、それなりの見目麗しさは予想できてたさ。でも、でも、あのミステリアスな美しさはっ…くううっ。
もう、登場の仕方がものすごいもん。ファン? というか、お供十数人(しかもだんだん増えてる)をバックに従え、ふわふわ舞う光のような特殊効果までプラスして…。
「その姿を間近で見た者は、老若男女問わず心を奪われてしまうの」by富良兎。
小野さん(by『西洋骨董洋菓子店』。こないだ読んだばかり)よりスゴイ…自分の意志とは関係なし…。
でもテツ君には効果ナシっぽい。幼なじみゆえか、それともその内面を知りすぎているためか。

久散姉さん、やってくれるわ。テツの貯めてた金だけでは飽き足らず、家を売っぱらってしまうとは…。その性格を見切っている紀世能くんも、何と言うか、なぁ。
出井家、公開。って…なんじゃこりゃ。お城だ、お城ー!! しかもシンデレラ城みたいな洋風の!!
こんなスーパー金持ちの出井兄妹と、どーしてテツ君は幼なじみなんだろう?

初の続き物。キセノの侵略から、テツは桜家を守りきれるのでせうか……?

ちなみに、紀世能くんとイコールになる単語を探してみたんですが、「キセノン」しか見つかりませんでした。
→《キセノン[Xenon]希ガス元素の一つ。原子番号54。無色無臭で化学的に不活性。ストロボ放電管に利用される。》(菱の高校時代の化学資料集を参考
←いまだに愛用している
ついでにキセノンの語源は[Xenos]で、「見慣れぬ」という意味らしいです…こっちかなあ、どっちかっつーと。

 


第8話(2/7)

発売日当日、「サクラテツ対話篇」が最終回を迎える夢を見た。なんて縁起でもない…(汗)。
前回新キャラ登場したばかりで最終回なんてコトはいくらWJでもなかろう、と思いつつも何だか心配で、買ってすぐ確認してしまいましたよ。目次のページを。
ま、単なる菱の心配し過ぎでした。そうそう正夢なんか見るわけないですね。

前回の続きです。…ですが。
どうしましょう、コレ。全く思いがけない方向に話がっ。
単純なギャグマンガなのかと思ってたのに、そこはやっぱりフジリューの持ち味というか、不思議テイストが混ざってきましたよ。
それが今回いきなりだったんで、ちょっと動揺気味。

『桜家なんてモノは、本当は存在しない』!!?

鉄瓶くんと久散姉さんの正体(とりあえず今回は伏せておきたい気分)は唐突でビビッたけど、言われてみると「ああ、分からんでもないな」といった感じがします。
それにしたって、夜中の2時(丑三つ時?)に他人の家に侵入するフラト&キセノ…あ、まだこの時点では、桜家の土地はキセノの所有物だったっけ。ということは久散&鉄瓶&ボケじいさん(&アリス)の方が不法侵入なのか…? うむむ。
っていうか、出井家に空き巣に入ってるし!! 不法侵入どころぢゃなーい!!!

テツ君の正体も気になるけど、何かまだまだどんでん返しがありそうですなぁ。藤崎先生のやることは全く読めない、と再認識。
富良兎のテツへの執着は、純然たる探究心と好奇心かな、と思う。
んん〜、でも紀世能は「桜家の複雑な事情」を知らずにテツにちょっかい出してたわけだから…その執着は…純然たるテツへの好意っ!?(言い逃げ)

 


第9話(2/14)

今週号って、土曜発売だったんですね。3連休だったから。
全く気付かず、のうのうと2日過ごしてしまってからハタと思い出す。
せっかく時間あったのに〜。

またこりゃぶっ飛んだキャラクターを出してきたものです…(汗)。
扉紙が結構可愛い(富良兎&テツ&鉄瓶)のに、ぺろっと1ページめくったら…なんというか…異次元??
前回の侵略者・紀世能とのギャップが激しすぎっ。

テツ君がバイトから帰ってくるまで、アリスちゃん(と、鉄瓶くん)が桜家を守っとるし。久散姉さんより、よっぽどアリスちゃんの方が貢献してるー。
で、その久散姉さん。アリスちゃんに謎の説教をかまし、電話線を引き千切った後、出井兄妹を連れて(ってか、連れられて?)現れる。何がしたいんだろう、お姉さま。
キセノ&フラトのツーショットのとこの「今日仲良し兄妹なの」って…「は」が……。
そういや、侵略者ペア・紀世能と羅漢のツーショットもあるんだけども…もお別の生き物のよう。あ、そもそも羅漢は「鏡の国から来た、ナルシストの象徴」なんだから、別の生き物っちゃあー別の生き物でいいのか。
どうでもいいんですが、羅漢のあの頭はなんでしょ? ミッキー○ウス?? そして背中のDVDは一体…良心パンツも……???

羅漢は結局の所、「桜家の侵略者」じゃなくて「アウグスティヌスの視線の侵略者」ってーことですか。
思いっきし目ェ逸らされてるけど(笑)。
露出狂ってのも、ある意味ナルシストなのかねえ? とか思ってみる。でもそれは、普通のナルシストの方々(何だそりゃー)には失礼極まりないかしら。
「他人に迷惑をかける犯罪行為」という点において、露出狂はナルシストと一線を画すと思いますです。
そして羅漢もあっけなく御用。朝からお疲れ様でした、桜家&出井兄妹。

 


第10話(2/23)

かっ…かわいーっっ!!! すっごい可愛い!! きゃーvv
……はうっ、またも本性が見え隠れっ?

サブタイトルに「第10話突破おめでとう記念」とか付いてるんですが。
いや、確かにめでたいですが、何か別の意図がありそうで怖いです…突破しない気だったんでしょうか藤崎先生。そして今回「サクラテツ」の後ろに掲載されてる「ライジング」が打ち切り最終回だったのが、更に不安をかきたてる…ドキドキ。

冒頭の狂い気味の文章の原因は、風吼(フーコー)くんです、ハイ。
「封神」でも、天祥がかなりお気に入りだった菱には、これはもう…ラブリィvv
この子は「桜家の人間をまっとう人間にしに来た」とか言ってますが、というコトは侵略者じゃないんでしょーか? つーか、一旦読んでから表紙見返したら、(前編)とか書いてあるし。えっ、続き物だったの!?
てっきりアレがオチかとばっかり…。

風吼プロデュース・世界の終焉の夢。
なんでこんなにシリアスなの〜と思ってたら、久散姉さんがまた…何の(誰の?)肉だよそれー?
笑い事じゃないのに笑える…。

一転、現実世界は。
富良兎ちゃん、プラスティック爆弾で何する気だったのサ!! さらりと恐ろしいことを。
でも桜が似合うーv 見かけの印象だけなら、こういう淡い色合いで自己主張の弱そうな花が似合うかも、富良兎ちゃんは。
風吼くんは…こんなシビアな夢(悪夢に近い…)を見せて、桜家の人間(アリスちゃんがその中に数えられてしまっている、もはや)のストレスや混乱を取り除こうというのでしょうか。かえってストレス鬱積しそうな気がしますが。
かわいい顔して、ホントのとこは何か企んでるんですかね? …まあ、富良兎ちゃんにもそれは言えるか。

 


第10.5話(3/1)

何、この回数表示は。小数点ーっ!?
次回が第11話になるのか? それとも小数点第2位に行っちゃったりして(笑)。

アリスちゃんの秘密がちょっと明かされてきましたね。
総人口5人って、どんな世界だ。しかも要は、地球にいる(というか、いたというか
(分かりにくい))本物の人間はアリスちゃんだけ(あとは全部ロボット)だなんて…ん? 何か矛盾が生じてるよーな。あとの4人は何処??
そして「誰に」星を与えられたのじゃ。
この状況に、アリスちゃんの方が先に壊れちゃった…って、その表情!! 師叔(BY封神)ーっ!?
テツ君、大人げない…もうコドモの喧嘩レベル。こう言われちゃあ、フツー誰でもピキッときますよっ!!

風吼、マジで可愛いんだけど…。ツボに入ったかも。
富良兎ちゃんとのやりとりがまた良し。
夢を見るメカニズムを元にストーリーを動かすとは、さすが藤崎先生といった感じですなぁ。
で、「目覚めると夢を忘れてしまう」現象を具現化した「忘却のドア」。風吼くんとしてはこのドア、夢の世界側では雪に埋もれてるはずだったんでしょうね。勝手に出てこられちゃーマズイわけだし。まさかテツ君によって雪かきされてたとは思うまい(前回、テツ君が掘り出してる)…。
なんだか、ドアの開き方がおかしい気がするんですが。現実世界と夢の世界は、どないな具合に繋がってるんでしょう?

ふ、富良兎ーっ!! そんな使い方かプラスティック爆弾ーっ!!!
はかなげな美少女の憂いの表情、いかにもなその台詞。と対照に、平然と起爆スイッチ押してるし、自分はちゃっかり飛び降りて避難してるし…。あまりに「らしく」って好きかも。台詞の字体が違うのが、演技っぷりを示してる。

んお? まさか続くのコレ? ニーチェ王子がエライ目に!!
とりあえず風吼くんが爆発に巻き込まれないで良かったvv あ、桜家の面々の地獄での話が抜けちゃった…。久散姉さーんっ!!

 


第11話(3/6)

…前回から、続きはしなかった、けど。
一番ラストの掲載って何ですかっ!!!(怒)

今回は、マンガ界の掟破りというかなんというか。
マンガを「ひとつの作品」として、よりも「マンガとして本来あるべき姿に収まっているか」で解析しているようですね、マンガの妖精が。いや、作者自身が。
んで、「サクラテツ」は、それから完っ全に外れてしまってる、と。だから終了させてしまおーぜ、と。
でも直接手を下せないから、最強の侵略者・読者を送りこむ、と。…ええっ!?

うむう…感想が書きづらいんですけど、今回。
こんなネタを、自分からわざわざ出してきた藤崎先生の真意は何なのか、全く見切れない。本当に連載が危ういんだか、それともこの掲載位置は今回のネタの為に先生自ら望んだモノ、つまり単なるフリなんだか。いろんなパターンが思い浮かんでしまって。
次回を見てみないことには、何とも言えませんな。でも心配だあぁー。

マンガの妖精の着ぐるみが、師叔の鳥(vs嬋玉のときのアレ)を彷彿とさせる。
真面目な顔で、んな妙な着ぐるみ着てしゃべられましても。
MHK特集に、久々ファイヤアーベントとジークムントが登場っ。って、またダーツやってたの!?
しかも侵略方法、「なぞなぞ」とか「王さまゲーム」とか混ざってるしっ。
アリスちゃんはアリスちゃんで、「テツ以外の桜家のヒト達はけっこう好き」とか言ってる…あ、富良兎ちゃん入っちゃってる…。
これじゃーむしろ、「桜家の土地侵略」というか、アリス&フラトで「桜家の侵略」?

最強の侵略者くん。名前が出てないけど、ほよっとしてて可愛い感じ。
「サクラテツ」中で初めてかな? こぉんな、いかにも普通の登場人物。
「日暮里駅」でかなりウケる。毎日通過してるんですが、菱(注:地元駅ではありません)。何で日暮里…。そしてキヨスクがすごくリアルなのは一体…。彼の買ったWJが69号ってーのも一体…。あと、西暦が20000年に見えるんですが…。
続く、んだよなぁこの話、多分(これで切れたらおかしかろう)。アンケート出そうね、みんな〜。

 


第11.25話(3/12)

なああっ、本当に小数点第2位!!
更に打ち切りの恐怖が身に迫るしっ!!(泣)

通しの回数だと、今回は13話目。もしも次が11.5、11.75と来ると、WJでの打ち切り定番回数の16話目がちょうどキリが良い…なーんてコトになるんですが。
只の、菱の深すぎ読みでありますように……。
とか言ってるそばから、過去の侵略者ほぼ全員集合状態やんか。うわああ!!
でも、侵略者同盟vsテツ…ではなく、五つ巴っ!!? 何かスゴっ。

T.アリス・読者氏コンビ。
読者氏、いちばん普通の人なのに、いちばん恐ろしい力を持っているとも言えますな。枠線とコマ割りの存在を認識しているからでしょうね。
前回、WJ14号の目次で、藤崎先生が尾田先生(ONE PIECE)に何だかお礼を言っていた理由がなんとなく判明。読者氏・画のルフィ(と思われるモノ)が、宛内区を破壊しまくっとる…。
アリスちゃんもいい拾い物(者)をしたというか、脅したというか。

U.紀世能&侵略者(=崇拝者?)×4 同盟。
「紀世能さま」か…。ああぁ、風吼くんまでも〜。
その他、尻の穴の神様(第4話)・大統領(第5話)・ナルシスト(第9話)をも魅了…なんちゅう魔性っぷり。自己愛のカタマリのナルシストを魅了するって、どないや。
キセノは「テッちゃんをいじめる自分以外の人間」が邪魔なわけだから、他の勢力が潰れるまではテツの味方と言えなくもない…かも? でもテツ君の方がいやがりそう。

V.宇宙海賊軍(ファイヤアーベント)。
ダーツが刺さったーっ!! イヤでも「作戦」なのか、それ。「状況に応じて」って…。ある意味、究極の作戦かもしれないが。
また変な項目混ざってるし…「ときめきランデブー」ってなんなのさっ!!?

W.地底帝国(ジークムント)。
…相手が動かなきゃ、自分も動く必要はない→相手が動けば自分も動く、と。

X.桜家。
夕ご飯中。平和。

出方が不明→富良兎。今は様子見?

戦線離脱??→ニーチェ…ゴミ漁ってるし…。どうするんだか。ゾロアスターは何処行った?

 


第11.50話(3/20)

最強らくがきロボ…ツノが付くと強そうですか、アリスちゃん。そうですか…。

うわ、やっぱし11.50話か!! と気付く前に、宇宙海賊の宇宙船の名前(プリンキピアマテマティカ号??)を完璧に覚えているアリスちゃんに驚いてもーた。
と思いきや、ファイヤアーベントに無能呼ばわりされた挙句、セクハラ(?)発言まで頂戴してしまって…。くやしがる様子がまた可愛い。
読者氏は読者氏で、最強らくがきロボを「品がない」と一蹴されてるし。でも背中の翼がすごくグーっすよ、菱的に!!

今回一番笑かしてくれたのは、当然→久散姉さん。
普通に置き去るな、テツ君だけっ!!(笑) 危機一髪で何とか全員難を逃れたよーな発言してっ!!(爆笑)
自分一人で逃げちゃうよりも、ある意味、たちが悪い…。

今回、五つ巴中、四つの勢力が激突!
残り一つ、キセノ同盟(命名・菱)は…と、高見の見物ですか。らしいわ「紀世能さま」v
なんかむしろ、富良兎ちゃんの動きの方が要注意っぽいですぞ!! その楽しげな表情!! なーに考えてるのかな〜?

話が前後しますが、コレ↓で締めたいので。
『どうせこれは漫画』。
読者氏にとっては、「サクラテツ」の世界は現実じゃなく、紙の上に展開された、実在しない、架空の世界。ココで物を破壊しようと、人を傷付けようと、それはペンで描かれ印刷された「絵」であり、実際に存在する物でもなく命でもない。だから、何の躊躇もない。
でも、この世界の住人にとっては??
アリスちゃんが予想外に、読者氏と手を切っちゃったけど…自分から手を組もうとしたくせに、身勝手な行動かもしれない。でも、アリスちゃんの「そうした」気持ちも何となく分かる気がするから、責められない。
『この世界の住人にとっては、まぎれもない現実』。
上位(3次元)の人間が、上位に立った考えのもとに、勝手にメチャクチャにしていい訳がない。
下等に見られなければならないいわれはないハズ。だって「現実」なんだから。

…と、こんな風に書くのも、上位に立った考え方なのかな…? うわ、ちょっと混乱してきた。

 


第11.75話(3/28)

ラストページの次回予告が…「シリーズ最終話」って何?
11話からのコトを指してるのか、それとも…ああ怖。

アリスちゃんてば、自分で商店街の人々をふっかけておいて「大丈夫ゾエか?」って…。
でもまあ、ね。命の重さは、誰でも、どんな世界でも同じだよね?
読者氏も分かったみたいだし。って、ここまで身をもって思い知らされたら、誰でも理解するか…。
何だかお二人、いい雰囲気??

テツの、この異様なまでに強固な土地への思い入れ、何なんでしょう。
「俺ん家だから」。この土地にこそテツの居場所が、今までの思い出が、そして存在意義がつまっているんでしょう、けど、さぁ。
「俺ん家だから」それだけで、あの近未来戦争のような中へ、体一つだけで突っ込んで行けるもんでしょーかねぇ…。ていうか、なんで生きていられるんだろ…。
いろんな意味で、やっぱり「テツの正体(第8話参照)」気になるーっ!! 富良兎ちゃん、是非とも解き明かしてくれい!!
でも急いで解決しないで下さい。ゆっくりでお願いしますよ〜。来週が怖い…実質16話目…。

マンガの妖精の長老−着ぐるみ=漫画神・ハイデガー!!
一目見た瞬間、「うごっ、燃燈さま(by封神)っ!?」とついつい思うてしもうたわ。でも髪型全然ちゃうやん。
この方こそ最強の侵略者じゃないか、もしや。
「テツにやってもらうことがある」って、何だろう? 菱としては、前回第11.50話で、アリスちゃんの映った画面を見て、彼が妙な表情(っつっても着ぐるみ)してたのがどうも気になってしまって…。
って…ああっ!? 画面、画面が「終劇」になってるっ!!

読者氏、無事3次元の現実世界へ帰還。というか、強制送還。
これからは「ONE PIECE」だけじゃなくて「サクラテツ」も読んでねv
ありゃ、そういえば紀世能・富良兎兄妹、今回出てない??

 


第12話(4/2)

16回打ち切りは、回避成功vです。

アオリ文の「テツが変わり始める…」に、「まさかテツ君の『正体』が現れてしまうのでは!!」とか見当違いの思いを馳せてしまいました。
た、確かに今までのテツ君とは違うかも…。「拳で解決!!」的印象をテツ君に対して抱いていたんですよね〜実は(失礼な)。よもやジークムントを理路整然と説得して、味方に付けてしまうとは。予想外。
地底帝国的には、そりゃー地表面の持ち主が誰であろうと構わないわな。地底が無事でさえあれば。ジークムントは「土地の侵略者」じゃなく「その下(地下)の守護者」ってわけですね。
でも、ドリモグミサイル(笑)でプリンキピアマテマティカ号に打ち込んでもらった後のテツ君の行動は、完璧に力技。その上、落とした後の行動をまるで考えていない。いつも通りで安心(!? 何故!?)。

前回まで出まくってたアリスちゃんが、今回全然出てなーいー。相方(読者氏)のいなくなってしまった今、この乱戦に参加するつもりなんでせうか…。
いや、それ以前に今どこにいるんでせう。世界樹(久散姉さん達が避難中)にいるような感じじゃないし…。

そして代わりに、前回出てこなかった分というか何と言うか、出井兄妹目立ちまくり。
きっ、き、き、紀世能くんっ!!? やばいって、まずいって、表情とか言動とかいろいろとっ!!! ああん、でも美しい…。
風吼くんがさりげに出てきてるのも嬉し。かわいい〜v
紀世能くん、「今だ!!」とか言うから、てっきりテツを助けるつもりなのかと思ったら…はうう、撃つんかい!! その複雑怪奇な愛情表現は、なかなか理解し難いものがある…。
富良兎ちゃんも。風吼くんから舵を奪ってテツを助けたりするから、「おぉ、富良兎ちゃんにしては珍しいことを。『救出成功』とか言ってるしー」と思ったら…あうう、やっぱりいつもの行動の延長線!! 
…んにゃ? キセノ同盟、残り3人もどこ行った…? 少なくとも大統領はいてくれないと。この艦、プラグマティズムじゃんか? よく見たら。

漫画神が降臨。って、あら、ラストで?
前回予告の「シリーズ最終話」って、微妙にウソ予告だった模様。良かった、当たらないで。

 


第12.50話(4/14)

ああぁああっっ!!!? 何これっ!!!
打ち切り回避したんじゃなかったのーっ!!!?

11.75話ラストで、読者氏が読んでいた回ですかね、今回は。
いやでも、それにしても…何だか割とあっけなく、テツ君の正体が明かされてしまいましたなぁ。
テツ君は、「主人公」なのだ。
この「サクラテツ」の世界に初めから存在していたフラトちゃん達と違い、マンガの主人公となるべく、別の次元…マンガと現実の間…で作り出され(!)、『サクラテツ対話篇』へと送り込まれた人間。
「サクラテツ」世界の人間は、テツが他の人間同様に初めから存在していたと思うように記憶を操作されて。テツ自身も、「サクラテツ」世界で生まれ今まで生きてきたという記憶を植えつけられた上で。
そして主人公を中心に回る「その世界」の姿が、紙に印刷された「マンガ」という形を成して、読者氏をはじめ私達「3次元の世界=現実」の人間に認識されている。
それは、通常決してカラクリが明かされることがない、「間」の住民のみが知り得る真実。

はっきりと説明することが出来ないくらい複雑な世界観ながら、それでも「分かる」気がする…というのが、今回の菱の一番の感想でしょうか。と、ここまでで真面目なトーク終了ー。

テツ君は『サクラテツ対話篇』の主人公として向いていない…って、なんじゃそりゃあ!! ハイデガーっ!
強いから、今まで侵略者達にやられず、桜家を守ってこられたんじゃないか!! これが鉄瓶くんみたいな「普通の人間」じゃあ、第1話で終わっちゃってるってば!!
ハイデガーの想定していた『サクラテツ対話篇』とは、一体どんなものだったんだろう…?
ついでに『荒野の砂漠〜』は一体どんなもの…いや、第1話のサブタイトルからしょうもなさが見え隠れ…。

富良兎ちゃんは…なんというかもう、富良兎ちゃんっぷり全開!! しかもちゃんとヒロインしてるっ…してる??
でもそういうとこも含めて全てが、富良兎ちゃんの魅力でしょう。可愛らしいったらない。ラブリィ。

「せめてもう一回分だけでもお別れの時間を」…さて次回、本当にどうなっちゃうんでしょう? ビクビクです。

 


第13話(4/27)

えっと…もう次の号が出ていますが…とりあえずソレは見てないものとして書いていきます。
つーか、実際読んでないし。目次を見ちゃっただけで…あああ〜(泣)

「お別れの時間」の一回分。って…ぬぁにっ!! て、テツとフラトが、け、結婚っ!!?
……あ、嘘でしたか。皆から離れるための。なんだーガックリ(えっ?)。
でもでも、全く嘘って訳でもないよね!? だって、ラブラブなんだもん今回!! きゃーv

久散姉さんの「なんか嘘っぽくない!?」ナイス。そのツッコミを予期してたかのようなテツ&フラトの結婚指輪(フェイク)も、またナイス。息合ってるー。
鉄瓶くんは素直に信じてるしっ。しかもヤケ酒!? だ、だめよぉ、いくら座敷童子とはいえっ!!
アリスちゃんもダメえぇ。何千歳か何万歳か知らないけど、見かけは少女なんだからぁ〜。
しかもさりげに告白ですか。酔ってるとはいえ。
宛内ドリームランド……敏腕実業家(←意外!!)地縛霊・久散の本領発揮ですねー。人の使い方(操り方?)上手すぎ。テツを妹(フラト)に奪われてヘコみまくってる紀世能くんを、よくまあ…。
ニーチェの「社会復帰」に拍手。ホントに良かった…うるうる。でもみかん箱なのね(笑)。

菱、連載初期から割と、主人公・鉄に対するコメントが少なめ(他のキャラへのコメントと比べると明らかに。)だったんですが、さすがに今回は「あ…鉄ってば、なんか可愛い…」と思ってしまいました。
富良兎ちゃんとセットでではなく、ソロで。いや、セットの方が相乗効果でgoodなんですが。
強い強いと思っていた鉄が、意外なところで脆かったというか…あんなにボロボロ泣いちゃうとは。富良兎ちゃんの「これこれ、男の子が泣くもんじゃありません」が普通なだけに、更に実感。
誰も成し得なかった「桜家の侵略」、富良兎ちゃんが易々成し遂げてしまいましたね。その原因を作ったのは漫画神だったけど、さ。

お別れのシーン。かっわいいなあぁ、二人ともっvv 単身赴任に向かう夫を送り出す新妻、といった風情。あ、指輪付けたままじゃないですか!!
これから生きていく世界は違っていても二人の心は一つだよ、と言わんばかりですねvv
これが永久
(とわ)の別れとは思えないよ…本当に。
ねぇ、本当は、これでお別れじゃないんだよね? ね、藤崎先生?

って…次回から「荒野の砂漠 水一滴も無し」!? ウソ、本気!?
テツには会えるんだろうけど、富良兎ちゃん達は〜っ!!?

 


第14話(5/5)

というか、『荒野の砂漠 水一滴も無し』作者・新藤崎竜。はっ、この方はもしや「国立アンニュイ学園」(by「封神演義」第102回)の作者っ!!?
確か12.50話でハイデガーが示した『荒野の砂漠〜』は連載ものだったはず(「第1回:オケがない」ってサブタイトルがあったし)だけど、12ページ・プラス扉ページという超短い読み切り作品になってるし。
それにそれに「サクラテツ対話篇」自体がっ…こんな終わり方ってーっ!!

前回、一瞬「お、これならもうしばらくイケるんじゃないか!?」って思った(テツだけそのままで、他キャラ&世界観総とっかえで新しい物語を始められるんじゃなかろーか、と)けども…やはり、万人受けは無理でしたか。「封神」と比べてクセが強い作品だったし、ね。
菱は好きだったんだけどな〜。キャラ(つーか富良兎v)が可愛かったし、ギャグの中に時折混ざってくる哲学的な思想について深く考えていくのも楽しかったし。
なのに…。

『荒野の砂漠〜』パートが、「サクラテツ」最終話の大半。
帽子姿のテツがかわいい。あ、テツじゃないや。ドンだ。
富良兎ちゃんとかアリスちゃんの童顔っぽい輪郭線に慣れてしまったせいか、ヒロイン・チワンが非っ常ーに大人びて見える。
「虚
(ウツロ)」が読めん…というか、ついついホロウと読んでしまう(「BLEACH」の影響)。
それより何より、展開が早すぎるーっっ!!
…だ、ダメにゃ、この位しか書けなひ……。

ラスト2ページ、は…えっと、コレは一体…?
わ、分からない。分からないです、降参です、藤崎先生。
要は、富良兎ちゃんが人質とって神さま脅して(本人曰く「とりひき」)、桜家ごと『荒野の砂漠〜』世界に移住してきちゃった、ってーコトだよね?
でもそしたら、あの土地に拘ってたアリスちゃんまでどうして付いて来てるのかとか、その割には世界樹がいないよねとか、宛内ドリームランドの経営はどないなっとるんやろとか、残してきたであろう他の侵略者達はどうしてるんだろうとか気になってくるし、そのうちに、そもそもなんでテツや鉄瓶や久散は桜家にいたんだろうとか、桜家の土地を手放さずに守り抜かなければならなかった理由は何だったんだとか、根本的なことまで気になり始めちゃって……ああもう、いっぱい謎が残っちゃったじゃないっすか!! くううっ。

とりあえず、コミックス待ちに徹しましょうか…。
登場人物の元ネタも少しずつ分かってきた(遅い)し、菱の中での「サクラテツ」はまだ終わらないのさ!!

藤崎先生、次回作も期待しています!!

last update 2002.5.5

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