第2部 始まりの終わり(表紙:妲己)


第8回 序章(プロローグ)の終わり(エピローグ)

タイ盆パーティー…。パーティーかよ妲己。原作では、これで殺されるのは羌族の奴隷ではなく、妲己の意に沿わない宮女達でしたが、悲惨さは寸分違わず。
蛇に喰われ殺されるなんて。
師叔へ向けられた言葉「あんたが、力もないくせに蜂の巣をつつくような真似をするから」こんなことになったんだ……自分のしたことが原因で、何も悪くない同胞達が巻き添えになり、凶悪な死に追いやられている現実を目の当たりにし、その思いを激しくぶつけられた師叔のショックはどれほどのものか。
結局、妲己の手下が羌族の反抗を抑えようと起こしたゴタゴタにまぎれて、師叔は飛虎さんに助けられ、九死に一生を得たけど、この経験は、師叔の心に相当のトラウマとなったと思う。
自分の力の無さ、相手の力の大きさ。そして、無関係の人間を巻き込んでしまったことへの引け目。なのに自分は生き残っていることへの罪悪感。
飛虎さんの「オメーを助けたんじゃねぇよ! 世の中のために生かしておいたんだ」という叱咤、自分を責め続ける師叔には大きな救いになったんじゃないでしょうかね?

更に申公豹にも助けられ(スープーを取り返してきた)、師叔は心機一転、仲間を探しに朝歌を発つ。
この回のラスト、見開きバーンだったために「えぇっ!? こ、これで最終回ィ!!?」と思いっきり動揺した記憶が。
当時は、連載1ケタで終わってしまうマンガも結構あったので、WJは。今はどんなに面白くなくても(失礼)単行本2冊分は連載させてもらえてるから、こんなトコで終わるこたぁないですが。
で、そうそう、この回から師叔のコスチューム変わってます。飛虎さんからのプレゼント。

今回ちょっと真面目に書きすぎ?


第9回 宝貝人間・ナタク登場!!

困ったネ。レギュラーメンバーになるのに名前が漢字で書けない(ナ=口+那、タク=口+托の手偏なし)…違和感がー。

妲己怖っ!!
微笑みながら咥えてんの…ちょ、腸っスか!? 怖っ、人喰ってるー!!
妲己がタイ盆を造ったのは、残酷な殺し方を楽しむ以外に、自分の「食事」を確保する意味もあるんだよね。原作だと、宮女を落としまくって喰いまくった上、其処にいる蛇まで喰ったというんだからねぇ、食欲旺盛っ。

さて本編に戻りましょう。
息子ナタクに殺されそうになって逃げ惑っている李靖を、師叔が成り行きで助ける羽目に。
このナタクと父親の確執エピソードは、原作では師叔が登場するよりも前の回で語られているものなので、この回から4話分は、完全にフジリューのオリジナルですね。
まあ、当時はまだ原作手に入ってなかったので、あまり意識もしませんでしたが。
そうだ、ここで、ナタクが西遊記にも出ていることが判明。このコマの悟空がめっちゃイイ。あーあ、藤崎センセ、次の連載「西遊記」やってくれないかなあ…v

霊獣スープーとナタクの宝貝(風火輪)とでは、飛行速度はスープーのが上。
が、得意げなスープーの話を全く聞いちゃいない師叔…せっかくの見せ場が…(笑)。
今回は、バアッと紹介した感じ? 宝貝人間とは、霊珠とは何ぞや、どうしてナタクは父親を殺そうとするのか?と軽ーく謎を振り撒きつつ。
ナタクの無表情が、ロボットみたいで怖いかも…。


第10回 ナタク・出生の秘密

確か、この話がWJに載った頃、菱は原作の下巻(注・上中巻はマダ)を手に入れた…記憶があります。
で、「えぇっ!? ナタクって仲間になるの!? (WJでは)思いっきり敵対しとるやんけ!!」とひっくり返った…記憶もあります。
その位、この時点ではナタクがいずれ仲間になるとは信じられなかったワケです。

タイトル通り、ナタクの出生話。
あ、そうそう殷氏さんの登場ですね。
めっちゃ可愛い人だなあ。三児の母とは思えない…。
ん…あ、あれ? 十数年前にナタク生まれたの?
それで死んだのが3年前…となると、享年10といくつか、ってことになるね。
原作じゃ7歳で死んでるから、ついWJでもそうだと思い込んでたんだけど…でも、あの姿でいくらなんでも7歳はないだろうよ。
それにしても、わが子を「嫌い」と言い切る李靖…。「嫌いなものは嫌いなんだから仕方ない」って、そんな、食べ物の好き嫌いみたいに。
しかもこの李靖の考えは「封神」ラストまで変わらず…原作より仲が悪いのは、絶対こっちに責任がある!!

ナタクの引き起こした騒ぎも、その後の決着のつけ方(自害)も、原作よりグロさが減ってる。
だって…ねえ。自分で自分の身体バラすなんて…ちょーっと見たくないよー。

こんなに師叔が目立たない話って、コレが最初かな?
次はー、うおっとぉ! 王貴人戦以来のバトルですね!!


第11回 太公望VSナタク・空中大決戦!! 【巻頭カラー+諸氏百科vol.1】

巻頭カラーvv この位の連載回数で巻頭が取れたってコトは、かなり人気がある証拠ですよねv
とりあえず、「恐れて飛ばぬおぬしなどただのカバ」BY師叔に爆笑。
スープー…で、でもしゃべれる分だけ、せめてムーミンに格上げ(?)を。

王貴人の時と比べると、明らかに師叔優勢。宝貝の相性…だけかなあ? 最小の力で最大の効果を上げる戦闘方法を覚えつつあるのかも。
それに加えて、いつのまにか殷氏を人質に取った形に持ちこんでいたという策士…いや…悪役??
戦闘能力が劣ろうとも、相手の攻撃手段さえ封じてしまえば、それは勝利と変わりない。
その典型的パターンでしょーか。

ナタク出生話・続き。
原作と似たような李靖の対応だけど、なんかめっちゃヒデエ親父に見えるのは気のせいじゃないハズ。

もっともっぽい言い訳をしてるけどそれすら嘘くさくって。感情で動いてるせいかな。
人間的って言えばそうかもしれないが。
ナタクは蓮の化身、と。でもフジリュー版ナタクはその面影ない…よね?
原作の挿絵とかだと、もー見たまんま(蓮の花や葉をアレンジした衣装)なのに。
植物のやわらかめのイメージより、むしろ霊珠の鉱物的な感じが前面に出てる気が。
少年マンガゆえでしょうけど…でもちょっと欲を言えば、フジリューの絵で、原作ver.のナタクも見てみたかったかもー。なんてね。って話ズレてるっ!!


第12回 ナタク編・まとめ

師叔、表紙で普通にモノスゴイコト言ってるし。「殺すがいいぞ」って…。
たぶん、最初っから見抜いてたんでしょうねー。第10回ラストの台詞がいい証拠。
李靖に「自分」を認めてもらえないコトが辛くて、でも自分の存在を受容することが出来ない父親の気持ちも分かるから、感情の持っていき場がなくてああいう行動になってしまっているのだと。つまり、本気じゃないと。
「わしはお主の味方だから」の時の表情、してやったりって感じ。カッコイイけど言われた本人はちょっとピキッときそうですネ。

「エディプス・コンプレックス」の解釈がびみょーに違う!とどこぞの本に書いてあったよーな気がしますが、まぁそんなこたぁーどうでもいいじゃないですか。それで話がきれいに収まってるんだから。
さてさて、最初の十二仙・太乙真人さまの登場です。第10回からちょこっと出てたけど、もっと仙人仙人した人(なんだそりゃあ)かと思ってたら…カメラ目線だし。高所恐怖症だし。カッコイイこと言ってる割になんかカワイイし。
「師匠(=太乙さん)に逆らうナタク」って、実は原作じゃ全く見られない姿だったりするんだよね、コレが。宝貝向けるなんてもってのほか。というか、めっちゃ仲良し師弟。
フジリュー版の二人じゃ、その姿を想像するのも難しいのであった。
ついでに九竜神火罩は、原作だときちんと殺傷能力のある宝貝なので、太乙さんがナタクに向けたときは「うわ、ちょっとっ!?」と動揺しまくり。そ、そうか、捕獲専用宝貝になってたのか…。

恐らく菱、今回と次回の間に原作の中巻入手、次回とその次の間でようやくコンプリートしたようです。
なのでその前後で登場した二人に対して、特別な思い入れが生じてしまったのは、原作と平行して読んでしまった故でしょうか…?
で、その二人目。ラストで登場の彼女(?)にぎょっとしつつ…。


第13回 玉泉山金霞洞玉鼎真人門下・楊ゼン(晋の旧字+戈)登場!!

漢字が出ないキャラ2人目…しかも説明すらおぼつかない。悲しいわ〜。

さてさて、まず注目すべきは「歴史の道標」でしょうね。
驚くなかれ、この時点で既に出ていたんですよ。
最初読んだときに「あ、これはもしや…あの方のコト?」と感づいてはいた(やっと原作が読み始められた週でした、丁度)ものの、次第に原作と乖離していく様を見ていくうちに、WJ版ではコレは単なる「申公豹の謎めいた言葉」に過ぎないのか、いやそれどころか、藤崎先生この台詞のコト忘れちゃってんじゃないのかと心配してたんですが…まさか、ああ来るとはねぇ。
壮大な伏線でした。

妲己ちゃん(偽。)登場。演出と効果音がスゴイけど、それよりスゴイのは前ページの師叔&スープー。
つの丸先生タッチ…かなりビビる。スープーがマキバオーぢゃないっすか!
ナタク同様、今回から3話分はフジリューオリジナル。というか、そもそも楊ゼンさんは原作では中巻の…えっと、魔家四将戦で初登場だったはずですし。ものスゴイ繰り上げ。
それにそんな、師叔を試すようなことはせず、すぐに師叔の腹心に当たるポジションに就いちゃってるし。
まあでも…そのまんまWJでソレやったら、全然面白くないよね。
というわけで、「天才道士」楊ゼンさまの登場ですー。
格好よく正体を明かしたかと思いきや、師叔にきっついツッコミをかまされ…確かに、ちょい前までの妲己の台詞を彼が言ってたんだと思うと(笑)…「セクシーふくらはぎ攻撃」とかさ(爆笑)。

それにしても、凄い自信家っぷりですな、楊ゼンさん。自他共に認める天才なだけあるとゆ−か。
そりゃ、無条件で人の下に付く気にはなれんわな…もう既に、原作と性格違ってきてますです。


第14回 楊ゼンのテスト

麒麟崖が、動物園のキリンだ…。
白鶴、せめてここで瞑想している時だけでも人型でいて欲しかったにゃー。原作みたいにー。

「封神計画」の存在を、元始天尊の打診前から知っていたっぽい楊ゼンさん…当初は「まあ、天才だし」とスッと流してしまいましたが、この時の「……」も、もしかして伏線だったのかな。例の、人質交換に絡んだ一件(第百何回だか)の。
だとすると、元始天尊の台詞の何とも白々しいことよ…。
哮天犬登場ー。かっわいい!! 鳴き声ひらがなだし!! ん? でもスープーより大きいの!?
背景のベタフラと、スープーのマジな表情の割には、あんまし痛そうじゃないっすね。「殺傷能力に秀れてい」るようにはとても見えないんですが。かわいいし。
それに、この時以来、哮天犬が攻撃用に使われているのを見ていないような気もしますが、それはそれとして。
三尖刀での攻撃を真っ向から受けとめての、師叔のあの台詞。そして真っ直ぐこちらを(じゃない、楊ゼンさんを)見返すあの目。技術的な強さではなく、精神面の強さの方がくっきりと現れてますね。

しかし、これで「気に入った」とか言ってる割に、まだテストを課す楊ゼンさん…「認める」にはまだまだ? ですか。
あら、薪売りさんが再登場。でも菱も「誰だおぬし?」(BY師叔)状態でしたわ。
「難民を無事に西へ送る」このラストの試験に、ついに師叔がブチ切れた…!!
難題だから、というよりも、楊ゼンさんの言葉が、苦労している人間達を目の前にしていながらあまりに自分が上位に立った発言だったから…のような気が。
最後のコマの師叔、怖いって!! 目が虚ろなうえ、ヒトダマ飛んでるよぅっ!!


第15回 TEST・終了 【WJ表紙】

15回目で初回以来の表紙獲得!! 師叔と妲己の絵でした。

臨潼関総兵・張鳳…が何やら恐ろしげなことを。「皆殺しにしてしまおうか」ってアンタ!!
アニメの時は、すごく民衆の側に立った立場を示すイイ人に変えられていただけに、今更ギャップが。
ところで楊ゼンさんが師叔の後を尾行してたことが判明。…いつから? でも、妲己ちゃんの姿で登場した時「見つけたわv」とか言ってるとこ見ると、一度撒かれたのかしら??
今回は策士っぷり全開デスネ師叔!! 難民達どころか、張鳳、そして天才・楊ゼンさんまでも自分の思った通りに行動させ、そして自分以外誰一人傷付けずに難民を逃がし、しっかりテストに合格してるしね!!
でもこの「難問クリア」は、気付いてもらえない可能性もかなり高かったよーな…。途中経過が途中経過だしさぁ。
気付いてもらえないならもらえないで、難民が無事ならそれでも構わないと師叔は思っていたのか、それともソレに楊ゼンさんが気付けるか、逆にテストしてたんだったりして。

「天才」とは天賦の才能。宝貝作りの才能・術の才能・人の上に立ち、皆をまとめていく才能etc…。とかく目に見える才能を持つ人間が「天才」と言われるけれど、そう言われない人間に才能が欠けているわけでは決してなく、むしろそういう人間が持つ「目に見えない才能」が必要とされる時もある。そして、今が、その時…ということですね。

「女装趣味?」最大の謎(え、それが?)を残し去っていく楊ゼンさん…。原作では、そんな、それほど目立って女性に変化していた印象はないが…土行孫との一件は印象深すぎだけど(笑)。
本物妲己は朝歌でお悩み中。そして出た答えが、炮烙・タイ盆に続く悪事第3弾・酒池肉林!!
……WJに載せられるの? と一瞬不安に陥りました…。


第16回 妲己ちゃん酒池肉林をする 【ポスター(太公望・楊ゼン・ナタク)】

WJ掲載時は、巻頭にポスターが付いておりました(今のWJではあまり見ないな…)。主役クラス3名が出揃ったからですかね?

さて、ココを書こうとして原作の方をさらっと見返したら、エライことが発覚しました。
「光栄版」やその解説書、中国語の原作には、『タイ盆』のすぐ後に『酒池肉林』の記述がちゃんとあるのに、「安能版」にだけ全く見当たらない! 少なくとも本来の記述箇所には!!
はわわ、当時、安能版しか持ってなく(しかもまだ読みきってもいない)、中国史もろくに知らない菱の『酒池肉林』の印象って、どこから出てきたんだーっ!!?

思いがけず、四大諸侯&伯邑考さまの登場。そーなんですよ、原作では「酒池肉林」と「四大諸侯」は直接の関連がないんです。
伯邑考さまかーっこいーv …ああ、この方が7年後には、あんなことになってしまう訳ですか…。

問題の「酒池肉林」です。
「酒池」はともかくとして…妲己の歌もともかくとして、「肉林」…肉が、まさかホントに肉(しかも虎に喰い殺されたばかりの人間の、ナマの臓物)とは…一般的「印象」の酒池肉林だと、全裸の美女(後宮の宮女?)がソレに当たるんですよ(辞書等ではまた違う解釈ですが)。だからこそ「WJでそんなこと出来るんかい」とか、菱が思った次第でして。
でも光栄版を見る限り、「実際」の酒池肉林は、むしろ藤崎先生の描いたものが「印象」よりも正解に近いのかも…。「酒と血の宴(by武成王)」がズバリの表現ですね。

飛虎さんが久々登場。自己を殺してまで、よくぞ姫昌さまを守って下さった…!
この宴で、東伯侯・姜桓楚、南伯侯・顎崇禹は「妲己が(夜なべして)考えた酒池肉林パーティーをけなした」という理由で、妲己の手下に斬られ、死体を木に吊るされる。北伯侯・崇国虎は妲己に媚を売り、保身を図る。そして西伯侯・姫昌は紂王に直諫、ユウ(美の上+久)里に幽閉される。
殷の支柱の崩壊。
妲己の意味深な発言が気になる。「最初から姫昌だけは殺さないつもりだった」って。これから辿るべき歴史の道筋を知っているかのような……ん? ということは、崇国虎も殺す気だった、と?
申公豹も意味深発言。殷周易姓革命の予言…??

…いつもとノリが違う、↑の文章。量が多いし漢字の比率も高いし…。

 

その他、コミックス収録ページ

断崖絶壁今何処5(あとがき)
読者質問コーナー。
スープーの持っている玉は何?→先祖代々伝わる不思議な玉ッス(byスープー)
…決めてないんですか。あとあと、この玉は実はとんでもない代物だったと発覚するんですが、この頃はまだそんな面影もなく。
あと、藤崎先生がコミケに行ったことがない事が判明。
担当シマ氏、ラストでスゴイ言葉を。「『眠らない』『休まない』もマンガ屋の仕事のうち」…。週刊マンガ家さんは大変です…。

駄文
第11回・巻頭カラー裏。
◇殷の時代のことが、資料によって様々ではっきりしない、といった話。
殷王朝のことって本当に曖昧です。大体、その実在が確認されてから、まだ100年だか200年位しか経ってないんじゃなかったっけ…? 龍骨の発見からだし。それまでは夏王朝と同じように「伝説上の王朝」だったわけで。
でも、これだけ情報がある、ということ自体すごいのかも。だって、紀元前11世紀とかですよ!? 日本なんか、邪馬台国(中国だと殷よりずーっと後、三国時代の頃)の場所すらまだ分からないのにさぁ。
◇カラー原稿について。
カラーイラストについては、菱は全く分からない(白黒だって完全自己流)ので、画材をいろいろ言われても見分けすらつかなかったりする。CGくらいかね、はっきり分かるの。
藤崎先生の封神CG画も見たい…。コミックス表紙をオールCGとか…v

諸氏百科 vol.1
第11回・巻頭カラー時にWJに掲載されたもの。ここのページも、その時はカラーでした。
主要キャラ(太公望・妲己・紂王・申公豹)の隠された過去&スープーが解説・宝貝の秘密。
師叔、カッコして「姜子牙」って書いてある。WJ版では、んなこたぁ一言も出てきてないのに。4人中3人、年齢不詳だし。はっ! スープーと黒点虎ってば「のりもの」扱いーっ!?
…ツッコミ3連発デシタ。


UPDATE→2002/3/15

第1部に戻る

第3部へ行く

「WJ版封神演義」に戻る