☆第3次西岐征討軍(第41回〜第52回 [p147〜316])☆

同一日と考えられる項目色を揃えています。
分からない項目はとりあえず白で。同一日とは限りません。

月・日 時間 出来事
     

第3次西岐征討軍
[総兵:成湯太師 聞仲/兵30万]
西岐までの経路…メン(シ黽)池城〜青龍関〜黄花山〜絶竜嶺〜西岐

      聞仲、黄花山で「荒風の谷」に住む黄花山の四天王(ケ忠・辛環・張節・陶栄)と七千の軍勢を征討軍に加える
  0日と仮定   西岐城南門に野営を展開
  1日   聞仲、西岐城に戦書を送る。姜子牙、3日後に城下で兵を合わせることを伝える
  4日  

(戦)全体戦
・黄飛虎-ケ忠、南宮カツ-張節、武吉-陶栄、黄天化-辛環
・聞仲の金鞭に姜子牙・竜鬚虎・金タク・木タク・楊ゼンが打たれる
・辛環の荒風旄による熱風で、両軍とも退却

      雷震子(終南山 玉柱洞 雲中子 門下)下山、西岐軍に加わる
     

(戦)○雷震子VS辛環●

荒風旄の熱風が雷震子の雷と突風で押し返されて逆流、地上に降りた辛環が川へ飛び込み逃げ去る

     

(両軍共に動かず5日経過)

  10日

(戦)全体戦
・姜子牙が打神鞭で聞仲の金鞭を破壊
・武吉・雷震子・天祥の三人で辛環を再び川淵に追い詰めるが、雷震子が金棍で砕いた岩の破片が天祥に当たり、その隙に辛環に逃げられる

    初更

西岐の水軍が川に桟橋を架設する

    二更

(戦)夜襲
・楊ゼンが征討軍の糧秣に火を放つ
・西岐軍の架設した桟橋に征討軍が殺到し、互いに突き落としあい自滅
・征討軍30万→3万、岐山まで退却

  11日 早朝 聞仲、金鰲島の一聖九君(金光聖母・秦天君・趙天君・薫天君・袁天君・孫天君・白天君・王天君・張天君・姚天君)に援軍依頼
    金鰲島の一聖九君、西岐征討軍に加勢。軍を西岐城下に移動し、東門に野営展開
      一聖九君がそれぞれに轅門前に符陣を布設し、十絶陣完成
  12日 聞仲と一聖九君が「看陣」の案内に西岐城を訪れ、姜子牙らに十絶陣を見せる
     

姚天君が落魂陣を利用し、姜子牙の呪殺を始める
(一刻ごとに香を焚いて拝めば、二十一刻(42時間)で三魂七魄が抜け往生する)

     

姜子牙の様子が次第におかしくなる

    夕方

奥で休むうちに妙なイビキをかきはじめる

    夜半

イビキも消え、気息奄々となる

  14日※1 明け方

姜子牙、呼吸停止→心停止

柏鑑、姜子牙の一魂一魄が封神台にさまよい込もうとしているのを発見し、崑崙山に向かう風に乗せる

    朝方

申公豹が姜子牙の魂魄を発見、手にとり、麒麟崖の白鶴童子のもとへ運ぶ

     

白鶴童子が南極仙翁に知らせ、瓢箪に魂魄を入れる

     

赤精子が仙翁から瓢箪を受け取り、西岐城へ向かう

     

赤精子、楊ゼンに瓢箪を渡して落魂陣上空に姿を現し、落魂陣から姜子牙の魂魄を宿した草人を奪おうとするが失敗
太上老君から宝貝:太極図を借りて草人を奪い出すが、代わりに太極図を落とし奪われる

     

姜子牙蘇生

     

黄竜真人下山、「蘆蓬蓆殿」の造築命令を姜子牙に伝達する

     

蘆蓬完成

  0日と仮定  

崑崙十二大仙(広成子・赤精子・黄竜真人・太乙真人・玉鼎真人・霊宝大法師・道行天尊・清虚道徳真君・懼留孫・文殊広法天尊・慈航道人・普賢真人)と燃燈道人の13人が蘆蓬(西岐城東門外)に集結

  1日  

ケ華下山

     

(戦)●ケ華VS秦天君(秦完/天絶陣)○

「無有、静動の契機が逆転した虚無の空間。前後左右の別が混乱しており、闖入者は存在感覚を失う(p209)」
昏倒したケ華が首を落とされ、封神される

     

(戦)○文殊広法天尊VS秦天君●

宝貝:遁竜椿[日→臼]で秦天君を箍ねあげ、首を落とし封神

     

(戦)●韓毒竜VS趙天君(趙江/地烈陣)○

「濁厚の地気が清澄の雲気に反されて、そのまさに発して沖する『勢』が雷火の『機』に閉じ込められており、足音に感応して雷火を起こす(p211)」
韓毒竜、雷火に焼かれ封神される

     

(戦)○懼留孫VS趙天君●

宝貝:コン(糸困)仙縄で趙天君を捕縛、蘆蓬の柱に吊るす

     

武吉・晁田、霊宝大法師の紹介で度厄真人の宝貝:定風珠を借りに九鼎鉄叉山へ向かう

紂王暗殺未遂事件(◆)から十数年    

水の渡し場で方弼・方相と出会い、対岸に渡してもらう

  0日と仮定 「吹き抜ける川風は冷たい」

帰路、定風珠を奪われそうになるが、武吉が水中での格闘に勝利
方弼・方相、西岐軍に加わる

  1日

(戦)●方弼VS薫天君(薫全/風吼陣)○

「先天の気が混沌の機に逆に組み込まれている。震動で風を起こし、風が起きると百万の刀が乱舞する(p220)」
棍棒で陣門を壊そうとした方弼が陣内に蹴り入れられ、刀で切り刻まれて封神される

     

(戦)○慈航道人VS薫天君●

宝貝:定風珠で風を制圧、瑠璃瓶に秦天君を吸い込み封神

     

(戦)●薛悪虎VS袁天君(袁角/寒氷陣)○

「無数の狼牙をつけて相対した二座の氷山が音に感応して咬み合う(p222)」
薛悪虎、氷山に潰され封神される

     

(戦)○普賢真人VS袁天君●

宝貝:呉鉤の宝剣で袁天君の首を落とし封神

     

蕭臻、喬坤(五夷山白雲洞)下山

  2日

(戦)●蕭臻VS金光聖母(金光陣)○

「二十一の鏡に太陽の能源が封じ込められている(p226)」
蕭臻、鏡の放つ光で焼き爛れ封神される

     

(戦)○広成子VS金光聖母●

宝貝:番天印で金光聖母の脳天を撃ち割り封神

     

(戦)●喬坤VS孫天君(孫良/化血陣)○

「化血砂を浴びると血膿と化す(p227)」
喬坤、宝貝:解ゼツ衫で一度は化血砂を防ぐが、露出部分に砂を浴び封神される

     

(戦)○太乙真人VS孫天君●

宝貝:九竜神火罩で孫天君を灰と化し封神

      聞仲、蛾媚山羅浮洞の趙公明に援軍依頼
  0日と仮定   趙公明、西岐征討軍に加勢
      趙公明、趙天君が蘆蓬の柱に吊るされていることに憤慨し、代わりに宝貝:縛竜索で黄竜真人を捕らえ、旗竿に吊るす
    初更 楊ゼン、羽蟻に化けて野営内に侵入、黄竜真人に貼られた符印を剥がし逃がす
    二更 見回りのケ忠が黄竜真人の逃亡に気付き報告
  1日

(戦)西岐→姜子牙・楊ゼン・ナタク・木タク・金タク・黄天化・雷震子
朝歌→趙公明

・趙公明の鉄鞭に姜子牙・ナタクが打たれる
・楊ゼンの宝貝:哮天犬が趙公明の肩を喰いちぎり退却させる

  2日

(戦)西岐→燃燈道人・十二大仙
朝歌→趙公明

・趙公明の宝貝:定海珠(この時点では正体不明)に赤精子・広成子・道行天尊・霊宝大法師・玉鼎真人が撃たれる
・楊ゼンが風と化し玉鼎真人を救い、他の仙人たちも蘆蓬に逃げ込む

  3日

(戦)燃燈道人VS趙公明

・燃燈道人、定海珠に撃たれる前に五夷山の方向に逃げる

     

燃燈道人、五夷山白雲洞の蕭升・曹宝に趙公明の宝貝について話す

     

(戦)●蕭升VS趙公明○

・蕭升の宝貝:落宝金銭で縛竜索と定海珠を落下させるが、宝貝でない鉄鞭に脳天を撃ち割られ封神される
・燃燈道人が宝貝:乾坤尺で趙公明を撃ち退却させる

      曹宝、五夷山を出て下山
      趙公明、実妹である三仙島の三仙姑(雲霄娘々・碧霄娘々・瓊霄娘々)に宝貝を借りに向かう
雲霄娘々、趙公明の受けた乾坤尺の内傷を符水で治療
      趙公明、三仙姑から宝貝:金蛟剪を借り受け野営に戻る
  4日

(戦)●燃燈道人VS趙公明○

燃燈道人、乗っていた仙鹿を金蛟剪に剪み斬られる。本人は光遁で退却

      西崑崙の閑人・陸圧 下山
  5日

(戦)陸圧VS趙公明

陸圧、蛟竜の忌み嫌う虹に化し、金蛟剪を防御して立ち去る

      陸圧、「釘頭七箭書」の処方を姜子牙に教える
姜子牙、南宮カツ・武吉を岐山に派遣し、霊壇を築かせる
    日暮れ 姜子牙、楊ゼン・ナタクを従え岐山に向かう
  6日 夜明け

趙公明、七箭書の呪いに気付き、陳九公と姚少司を岐山に派遣し七箭書を奪わせようとする
辛環が応援に付く

     

(戦)○楊ゼン・ナタクVS陳九公・姚少司・辛環●

・辛環…哮天犬に襲撃され、荒風旄を取り落とす。野営に逃げ帰る
・陳九公…ナタクの宝貝:火尖鎗に背中を刺し通され封神
・姚少司…楊ゼンの宝貝:三尖刀で一刀両断され封神

     

(戦)○陸圧VS白天君(白礼/烈焔陣)●

「天中火・地下火・三昧火の三火の焔で侵入者を焼き、灰燼と化す(p262)」
宝貝:飛刀で白天君の首を落とし封神

     

(戦)●方相VS姚天君(姚斌/落魂陣)○

「天地の癘気を蔵して、生門を閉ざし死戸を開けている。紙旛を展動、または吸魂砂を浴びせることで魂を抜き取る(p198)」
棍棒で陣門を壊そうとした方相が陣内に突き入れられ、吸魂砂を浴び封神される

   

まもなく釘頭七箭書第二章開始 の時点→昼前

(戦)○赤精子VS姚天君●

宝貝:陰陽鏡で姚天君を照らし昏倒させる。奪われていた太極図を回収したのち、首を落として封神

  7日  

(戦)●曹宝VS王天君(王奕/紅水陣)○

「紅水を浴びたものは金属でも溶解し、人体は血水と化す(p270)」
曹宝が王天君に点断の術をかけ、それを解く代わりに自身もろとも落宝金銭を溶かすよう依頼し、望みどおりに封神される

     

(戦)○清虚道徳真君VS王天君●

気鑽の術で胸に風穴を開け封神

  8日 早朝

姜子牙、釘頭七箭書第七章を読み了える

    まもなく正午の鐘鼓

姜子牙、釘頭七箭書第八章を読み始める

     

趙公明、聞仲に妹たちへの遺言を言付ける

    日暮れ

姜子牙、釘頭七箭書第九章(最終章)を読み了え、七本の桃枝矢で草人を射る
趙公明封神

     

三仙島の三仙姑、兄・趙公明の死を知る
雲霄娘々は止めようとするが、碧霄娘々・瓊霄娘々は仇討ちに向かおうとする

  (姜子牙は翌日早朝のつもりでいたが、陸圧に「三仙姑が来ないうちに」と急かされる)
月が明るい

(戦?)武王・ナタク・雷震子 VS 張天君(張紹/紅砂陣)

「大きな陥坑が掘られており、殺戮を事とするものではなく生け捕りの陣(p274)」
「陥坑の中は、上に天を知らず、中に人を知らず、下は地ならざる空間(p275)紅砂を浴びると前後不覚になり陥坑に落ちる(p299)」
燃燈道人の符印を施した武王が、ナタクと雷震子を護衛に付けて紅砂陣に向かい、陥坑に落ち動けなくなる(▲)

  9日 夜明け

三仙姑・カン[くさかんむり+函]芝仙・彩雲仙子、西岐征討軍に加勢

     

聞仲、三仙姑に趙公明の遺言を伝え、金蛟剪を雲霄娘々に返す

     

(戦)陸圧VS三仙姑・カン芝仙・彩雲仙子

陸圧、碧霄娘々の投げた宝貝:混元金斗に吸い込まれ、轅門まで飛ばされる
縄をかけられ、七本の矢を射掛けられるが、口訣を唱え刺さった矢を熔かしてしまう
碧霄娘々が金蛟剪を投げるが、陸圧は虹に化して逃げ去る

     

陸圧、西岐陣営から立ち去る

  10日

(戦)西岐→姜子牙・楊ゼン・黄天化・木タク・金タク
朝歌→三仙姑・カン芝仙・彩雲仙子

・彩雲仙子の宝貝:戮目珠を受けた黄天化が遁走。それを追う碧霄娘々の肩を哮天犬が咬みちぎる
・姜子牙が打神鞭で雲霄娘々を撃つが、カン芝仙の宝貝:風袋と彩雲仙子の戮目珠を同時に受け、蘆蓬に逃げ込む

     

三仙姑、九曲黄河陣の布設に取りかかる

  半月後
0日と仮定
 

九曲黄河陣完成
「符法にいう九曲陣と兵法にいう黄河陣を一体にした陣。仙人も陣に入らば凡人と化し、凡人入りなば絶命す。人海にあえども憂いなし(p288)」
雲霄娘々、蝶に化して偵察に来ていた楊ゼンを陣内に落とし、凡人に戻してしまう

  1日(☆)

(戦)西岐→燃燈道人・崑崙十二大仙・姜子牙(金タク・木タク・黄天化)
朝歌→三仙姑・カン芝仙・彩雲仙子

・碧霄娘々の投げた混元金斗に、玉鼎真人・広成子・赤精子・文殊広法天尊・普賢真人・清虚道徳真君・慈航道人・道行天尊・黄竜真人・懼留孫・太乙真人・霊宝大法師の順に吸い込まれ、九曲黄河陣に投げ込まれる
・蘆蓬の下にいた金タク・木タク・黄天化が各々の師父の危機に、遁竜椿・呉鉤剣・火竜ヒョウを投げるが、いずれも金斗に吸い込まれてしまう
・姜子牙も吸い込もうとするが、背中にさしていた宝貝:杏黄旗を揺すり、金斗の動きを止める。その隙に燃燈道人と姜子牙退却

    (未明) 白鶴童子、九曲黄河陣を破るために太上老君の出駕を願う元始天尊の要請を伝えるため、玄都へ使いする
     

燃燈道人、崑崙に上り元始天尊と太上老君の出駕を仰ぐ

     

元始天尊・南極仙翁・白鶴童子下山

       南極仙翁が再度の要請に玄都に現れる
    正午

元始天尊、九曲黄河陣を観に向かう

  2日(★)  

太上老君・玄都大法師下山

     

(戦)西岐→太上老君・元始天尊・燃燈道人・玄都大法師・白鶴童子(南極仙翁・姜子牙)
朝歌→三仙姑・カン芝仙・彩雲仙子

・太上老君、碧霄娘々・瓊霄娘々が投げた金蛟剪を手なずけ、混元金斗を落とす
・瓊霄娘々…白鶴童子の投げた宝貝:三宝玉如意に脳天を割られ封神
・碧霄娘々…白鶴童子の投げた宝貝:三宝玉如意を背中に受け封神
・雲霄娘々…黄巾大力士に攫われ麒麟崖に閉じ込められる。自分で舌を噛み切り封神
・カン芝仙・彩雲仙子…遁走
・太上老君、九曲黄河陣を爆破、十二大仙と楊ゼンを救出。混元金斗に吸い込まれた宝貝も回収

     

太上老君・元始天尊、崑崙に戻る

  ▲から一月後  

(戦)○南極仙翁・白鶴童子VS張天君●

三宝玉如意に脳天を割られ封神
陥坑内の武王・ナタク・雷震子を救出

     

趙天君(蘆蓬の柱に吊るされていた)、胸をナタクの火尖槍で貫かれ封神

     

雲中子が蘆蓬に現れる。通天神火柱の完成を伝え、絶竜嶺に戻る

     

燃燈道人、広成子を桃花嶺に、赤精子を燕山に派遣、慈航道人を西岐に残らせ、他の仙人達を各々の洞府に帰す

  3日

(戦)西岐軍総攻撃

・カン芝仙…風袋を慈航道人の定風珠(風吼陣を破る際に度厄真人から借りた)で制圧され、その隙に黄天化の銀鎚を頭に受け封神
・彩雲仙子…胸をナタクの火尖槍で貫かれ封神
・張節…辛環を助けに入るが、黄天祥の槍の石突きで鳩尾を突かれ落馬、穂先で胸を刺され封神
・征討軍3万→3千(黄花山の軍勢のみ)、岐山まで退却
・慈航道人、洞府に戻る

封神=カン芝仙・彩雲仙子・張節

    (夜)

征討軍、岐山の麓に野営。朝歌への帰路をとる

  4日 未明

征討軍、佳夢関を目指し出発

    昼前

征討軍、桃花嶺にさしかかる
広成子によって道を塞がれ、岐山まで戻る

     

征討軍、水関を目指し燕山に向かう
赤精子によって道を塞がれ、岐山まで戻る

    夜更け

征討軍、岐山の麓に野営

  5日 朝早々

征討軍、青竜関を目指し出発

    太陽が中天にさしかかる

征討軍、渭水上流の渡し場に到着
対岸に野営を張ることにし、渡河開始
(1)余慶・ケ忠+兵百余名 (2)聞仲・辛環・吉立+兵百余名を渡し終えて船頭が下流に去る

     

陶栄、武吉によって川の中に引きずり込まれ溺死、封神
黄天祥の率いる騎馬隊が残りの兵を追い散らす
対岸に渡っていた辛環が援護のため中空に飛び上がるが、哮天犬に右肩を噛まれ川の中に墜落。武吉により溺死させられ封神

    日暮れ

追い散らされた征討軍の兵が少しずつ対岸の野営に帰ってくる

    暗い夜

ナタクが金磚を投げ野営を叩き壊す
聞仲・吉立・余慶遁走。ケ忠、金磚にこめかみを打たれ封神

ここまでで征討軍3千→3百足らず
夜を徹して行軍

  6日 明け方

征討軍、森の中で休息

  木々は葉を落とし秋を告げる 昼ごろ

征討軍、行軍再開

     

(この日と翌日は無事に過ぎる)

  (8日?)  

征討軍、絶竜嶺にさしかかる

    日暮れ

通りがかりの大きな人家に一夜の宿を頼むが、「朝歌の聞太師」では断られ、「黄花山のボス」では歓待される

  (9日?)

征討軍、青竜関に向けて出発

     

絶竜嶺に入る坂道で黄天化・雷震子現れる
余慶・吉立、黄天化の火竜ヒョウをそれぞれ胸と喉笛に受け落馬、封神
雷震子、雷を落とし兵を四散させ、金棍で聞仲の乗騎・黒麒麟の背骨を叩き折る

     

雲中子、通天神火柱を起こし聞仲を閉じ込める
聞仲、光遁で上昇し出ようとするが、燃燈道人が神火柱上に仕掛けた紫金鉢盂に頭を打ちつけ火中に落下、封神

※1 落魂陣の呪いは三魂七魄を二十一刻(42時間)で抜き取る術ということなので、一魂一魄が身体から抜け出て封神台に向かう状況は術をかけられてから42時間後=約2日後ということになるはずです。作中では日をはさんだ明確な表記がなく、時刻表記からは翌日に呼吸停止に陥ったように読み取れますが、一応術をかけている本人(姚天君)の説明を信用して、「術の開始から2日後」の明け方に設定しました。
ところで、全くどうでもいいのですが、この術は三魂七魄・合計10個を順に抜き取るのではなく、「魂」は
七刻で一個・「魄」は三刻で一個、と別々の速度で抜き取っていくんでしょうかね。順に抜き取る方法だと、21が10で割り切れないため何か気持ち悪いんです。どちらにしても、姜子牙の最後の一魂一魄は落魂陣ではなく封神台の方に向かっていたので、崑崙サイドに妨害されなくても術が完成したかは疑問ですが…。

※2 聞仲の金鞭と趙公明の鉄鞭…えらい威力の差がありますね。姜子牙が打たれた時、「不意打ちされた」金鞭では「傷はそれほど重くないが、二、三日の安静が必要」程度なのに、「とっさにかわしそこねた」鉄鞭では「城に運び込まれた時既に死にかけ」で広成子の薬丹で息を吹き返しています。
これはもしかしたら金鞭と鉄鞭の使用法の違いにもよるのかも知れません。殺意の有無もあるでしょうが、そこまで追求してもどうかと思うので除外。金鞭は投げて対象物を打つようなので打神鞭と使用法が同じ、したがって宝貝の一種(作中には書いてないようですが)。鉄鞭は直に対象物を打つようですし、五夷山白雲洞の曹宝が「(蕭升は)相手の宝貝で命を落としたわけではない」と言っているところから考えても通常武器なのでしょう。そりゃ直接相手を殴った方が威力も強かろう。でも使用法の差を埋めるだけの宝貝としての特性がないのはどうなんでしょう。
しかも金鞭は「大した威力はない」「あれなら打神鞭をぶつければ片付けられる」とか言われ、実際次に対峙したときに打神鞭と二回打ち合っただけでまっ二つに折られています。打撃系の宝貝でこんな強度…殷の太師なのに。

※3 次の、第4次西岐征討軍の年表作り始めて気付いたんですが、時間的に重なっている部分がありました(九曲黄河陣破りの辺りから)。不整合なしで結構うまく繋がっているようなので、関連付けしてみました。☆と★の日付がリンクポイントです。実際にそっちの年表に飛びます。【追記:2004/5/5】

UPDATE 2004/1/4

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