乱紅の琵琶

では、2作目の紹介。
菱の購入日は97年10月10日。どうやら模試の日だったらしく、その「自分へのごほうび」のつもりで買ったようです。

人物紹介Go!!

韋護(いご)→天界を守る三十二諸天の筆頭である護法将軍。二郎さまよりは年下、だけどとても真面目でとっつきが悪く、地上の「穢れ」を毛嫌いしている節がある。この点、二郎さまとは正反対。

崔巧雲(さい こううん)→琵琶占いの歌妓。五弦の琵琶を奏する。

…少なっ。
ニュー・レギュラーキャラは今後、大体1話につき一人しか出てこないので、ゲストキャラ、というか今回限りキャラも混ぜてみました…が、やはり少ない。

韋護は封神(原作の方。WJでの登場は99年でした)で馴染んでいたせいもあって、登場したときは「うわおぅっ!!」って感じでしたね。
封神じゃ、あまり(いや、ほとんど)目立てなかった彼が、何ゆえこんな大抜擢っ!? とか甚だ失礼なことを思ってしまったのですが、よーく考えてみりゃーこの方は、「韋駄天」の名で有名なのでした。
むしろ封神での扱いの方が悪いのかしら…。
原作封神とは、まあその位の差でしかなかったのですが、WJ版封神…は……。
韋護初登場時、思わず「ちっがぁーうっっ!!」とか叫びそうになったです。
原作のと、この「長安異神伝」のとが、かなりインプリンティングされてたから、イメージが混乱してしまうような事態には陥らなかったものの、それゆえ慣れるのに少し時間がかかりましたよ。
別に、WJ版がイヤだとか、そういうことじゃないんですけどね。あちらはあちらで、結構好きなキャラだし。

今回は…前巻「長安異神伝」から約半年後。牡丹の咲く、春の話です。
韋護が下界に降りてきたせいで、二郎さまと翠心の仲がギクシャクしてしまい…なんて言い方すると、何やら三角関係の予感ですが、まあそれは読んでみて確かめてくださいなv
そう、それでギクシャクしてるところに巧雲まで絡んでしまって……かなりの波瀾。
妖退治もちゃんとしてますが、前巻ほどその色は濃くないかと思います。
むしろ「自分の気持ち・相手の気持ち」といった心情的なものの方がメインではないかなー、とか思ってみたりして。
まあこれは、菱の取り方ですけど。

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どこまで書いてしまうと、未読の方の興味をかきたてられるのか、または読もうとする楽しみを奪ってしまうのかが分からず、ちょっと不安でもあり。
2巻目なのに。

次号予告。
次、「将神の火焔陣」は前後編。〈天は長く、地は久し(老子
←調べた)〉から「天長編」「地久編」とタイトルが付けられています。
ニュー・レギュラーキャラは2名!! とりあえずは1名だけ公開。なんと二郎さまの妹君でございますーvv

UPDATE→2002.2.10


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